東京でジャムセッションに行きたいと思っても、「どこで探せばいいのか」でつまずく人は本当に多いです。会場が多すぎて、逆に一歩目が出ない。このページでは、東京のジャムセッションを エリア・ジャンル・初心者向けかどうか の3つの角度から整理して、あなたが今夜からでも動けるように地図を引きます。会場名も、いま実際に開催が入っている現場から挙げていきますね。
東京は「毎晩どこかでやっている」規模
東京のジャムセッションは、全国のどこよりも数が多くて多様です。セッションマップに登録している首都圏の会場で、これから約5か月のあいだに予定が入っているものを数えると、東京都だけで29会場・321件。ジャンルの内訳を見ると、ジャズ系がいちばん厚くて16会場135件、次いでファンク系が9会場87件、ジャンルを絞らない「セッション」枠が9会場58件、スタンダード系が5会場45件と続きます。
つまり、一週間毎日ちがう場所に通っても回りきれない。これは弱点ではなくて、東京の強みです。初参加でいちばん不安な「知らない曲ばかりだったらどうしよう」も、これだけ数があれば 自分のジャンル・自分のレベルに合う現場を選べる ということですからね。まずは「全部から選ぶ」のをやめて、下の切り口で候補を3〜4会場に絞るところから始めましょう。
エリア別に見る東京の現場
東京のセッションは、いくつかの拠点エリアに固まっています。以下は、いま予定が入っている主な会場を、エリアと傾向でまとめたものです(傾向はその会場で実際に扱われているジャンルから)。
| エリア | 会場 | 傾向 |
|---|---|---|
| 歌舞伎町 | ゴールデンエッグ | ジャンル横断・ファンク・ブルース。開催数がとにかく多い |
| 池袋 | SOMETHIN' JAZZ CLUB | ジャズ・ファンク・セッション。ほぼ毎日ペース |
| 水道橋 | 東京倶楽部 | ジャズスタンダード・ボーカル。老舗の本格派 |
| 北新宿 | Cafe Dolce Vita | ジャズ・ファンク・アコースティック・オープンマイク |
| 下北沢 | Music Bar RPM / Music Island O | ファンク・ジャズ/ポップス系 |
| 西荻窪 | w.jaz | ジャズ・ファンク・ソウル・即興 |
| 四谷 | LIVE UNTEN 45 | ジャズ・ファンク・ソウル・オープンマイク |
| ときわ台 | Cave | ファンク・ソウル/R&B・ポップス |
| 御徒町 | う・か・た UKT | 歌謡・ポップス・ボーカル歌モノ |
| 浅草 | SOULTRANE / JAZOO / SHIZUKA | ジャズ・スタンダード・ボーカル |
このほかにも、荻窪(Coco Palm、Live Cafe Rooster)、高田馬場(Café Cotton Club)、江古田(Live in BUDDY)、中野(Bright Brown)、代官山、赤坂、渋谷など、都内のあちこちに現場があります。区・沿線別の会場一覧と、今後2週間の曜日別の開催状況をまとめて見たいときは東京のジャムセッション会場・スケジュール一覧が便利です。エリアの空気感まで踏み込んだ話は、各エリアガイドにまとめてありますので、通いやすい方面から読んでみてください。
ジャンルで選ぶと、一気に絞れる
「東京のセッション」とひとことで言っても、ジャズスタンダードの現場とファンクの現場では、鳴っている音も客層もかなり違います。自分が普段聴いたり弾いたりしているジャンルに近い現場を選ぶのが、いちばん入りやすい近道です。
- ジャズ系(16会場135件)が東京では最大勢力。スタンダードのコード進行でアドリブを回す現場が多いです。アドリブが苦手でも進み方さえ分かれば大丈夫、というのはジャズセッション入門にまとめました。
- ファンク系(9会場87件)は、難しいアドリブより「リズムに乗れるか」が主役。初めてでもグルーヴで参加できる現場の入り方は都内のファンクセッション会場ガイドへ。
- ブルース系は12小節の型がシンプルで、初心者が最初に飛び込むのに向いています。ブルースセッション入門で仕組みを押さえておくと安心です。
- 歌・ボーカルで参加したい人は、楽器を持たなくても大丈夫。歌だけで参加するリアルを読んでから行くと、当日ぐっと動きやすくなります。
ジャンル・レベル・曜日・エリアの4軸で絞る考え方そのものは、自分に合うセッションの選び方で一枚にまとめています。
楽器によって、準備はけっこう変わる
意外と見落とされがちなのが、「何で参加するか」で持ち物と気楽さが変わることです。ドラムはスティックさえあれば手ぶらに近い。ギター・ベースは楽器とシールドを持参するのが基本です。管楽器は自前がほぼ必須。そしてピアノと歌は、身ひとつで行ける現場が多いです。自分のパートの参加ハードルを先に知っておくと、当日あわてません。パート別の役割と楽しみ方はパート別ガイドにまとめています。
初めて東京のセッションに参加する手順
数が多いぶん、東京は「選び方さえ決めれば」動き出せます。初参加なら、次の順番で進めるのが失敗しにくいです。
- ジャンルを1つ決める。ジャズ・ファンク・ブルース・歌モノのうち、自分がいちばん耳になじんでいるものを選びます。
- 平日夜の「初心者歓迎」表示がある現場を狙う。週末の人気セッションは順番待ちが長くなりがち。平日夜は参加者が少ないぶん、一人あたりの演奏機会が増えます。
- 持ち曲を1〜2曲用意する。そのジャンルの定番曲を1曲、キーまで含めて言えるようにしておくと、当日いちばん困りません。
- 入店したら「初参加です」と最初に伝える。ホストが進行で気にかけてくれますし、知らない曲はパスして大丈夫です。
- 一度で終わらせず、同じ現場に通う。顔なじみができると、格段に楽しくなります。
当日の入店から帰り際までの空気感は初めてのジャムセッション完全ガイドに、守っておきたい暗黙のルールはセッションのマナーに分けてありますので、行く前にさっと目を通しておくと安心ですよ。
料金・服装・持ち物の目安
参加費は現場によって幅がありますが、東京だとおおむね 1,500〜3,500円+ワンドリンク のレンジに収まることが多いです。音楽メディアARBANの取材でも、セッションの参加費はおおよそ1,000〜2,000円+ワンドリンクが目安と紹介されています。見学だけなら参加費より安く設定している会場もあります。金額は変わりやすいので、行く前に各会場の詳細ページで最新を確認してください。相場の考え方は東京のジャムセッション料金ガイドに、当日の服装と持ち物は服装と持ち物リストにまとめています。
「初心者ばかりで浮かないかな」という不安もよく聞きますが、老舗の東京倶楽部は参加者の約半数が初心者と公表していますし、多くの現場が見学OK・一人参加歓迎を掲げています。最初の一歩は、思っているよりも軽いですよ。
セッションマップで「今日の東京」を探す
東京の難しさは、店が多いことそのものではなくて、各店の情報がバラバラで「今夜どこで開催中か」が横断で見えないことにあります。ここがセッションマップの出番です。首都圏のジャムセッションを地図と日程で一覧できて、今日から2週間先までのスケジュールを毎日更新しています。「初参加OK」やジャンルで絞り込めるので、ガイドで方角を決めたら、あとは今日開催中のセッションから、いちばん行きやすい一件を選んでみてください。東京は、迷っているうちに今夜が終わってしまうにはもったいないくらい、選択肢が揃っています。